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2020年6月14日 22:30の出来事 [日記]

我が家では、二匹のダックスフンドが家族の一員です。

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”子はカスガイ”と言いますが、
我が家では、”犬はカスガイ”です。
家内と私、私と長男、長女と長男、家内と長女、私と長女、家内と長男、と様々な組み合わせのなかで、立派にその役目を果たしてくれています。

 下の子は、10歳でミニチュアダックスフントにして、ちょっと大きいかな、って感じの女の子です。活発で、お客さんが来るととても喜んで、飛びかかる勢いで、歓迎してくれます。仙台のブリーダーさんを介して、2009年の12月に我が家にやって来ました。当時は、とてもちっちゃかったのですが、家内の友人に、”肉球、大きいかな?”との指摘通り、ちょっと大きいかな、って感じの女の子です。

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 上の子は、管理人が彼の国で、家族帯同で、出稼ぎにいっている最中に、勤め先の隣町にあるペットショップで出会って、我が家の一員としました。そのとき、2006年の7月でした。とてもちっちゃいミニチュアダックスフンドで、子供達の良き友達でした。
ドライブや、BBQ、テニスなどのレクリエーションに、つれていって、いっしょに遊びました。

 2008に帰国の際は、個体識別のICチップを挿入したり、日本へ帰国する際に必要な数々の検疫手続きをこなしたり、いざ、飛行機に搭乗するには、航空会社で制約があったり。
機内では、一睡もすることなく、ずーっと震える背中を指すって落ち着かせたり。
帰ってきてからは、近所へ散歩、クルマで旅行、吠えたり、鳴いたり。

 そして、あの震災を乗り越えるうえで、家族のココロの拠り所は、我が家の二匹のワンコでした。いつのまにか、子供達の写真よりも、二匹の写真が数多くなっています。

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そんななかで、ここ2~3年は、寄る年波で、白内障を患って、さらには、糖尿病を併発し、インスリンを打って、食事制限の生活でした、上の子は。

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一時期、足腰が弱くなって、歩くこともおぼつかなくなってきた時期もありましたが、家内が必死にリハビリしたお陰で、外を出歩くまでに回復しました。
その間、糖尿病が進んで、ほぼ失明の状態となってしまいましたが、近所でお気に入りの公園で散歩をさせると、喜んで歩き回っていました。目が見えなくてもわかるんですね。それが、上の子にとって楽しみだったと思います。

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ところが。。。。。。。。。。

その上の子は、先月14歳の誕生日を迎えたばかりでしたが、6/14の夜に、息を引き取りました。

 いつもは、散歩以外は眠っていることが多いのですが、その日は早朝から何度となく吠えてなにかを要求するかのようでした。家のなかを歩き回り、尻尾をふって、元気が良さそうに見えつつも、肩で息をするような、そんな様子でした。

 夜になっても、行動が変わらず、手を変え、品を変え、クッションのうえで、横たわって、背中をずっと指すってあげていました、家内と二人で。やっと落ち着いたな、と思って安心しました。
まもなく、呼吸をしていないことに気づき、声をかけましたが、息絶えていました。

涙が止まりませんでした。
もう50を半ばに差し掛かろうという大の大人が夜中まで、泣いておりました。

なんというか、ただ目の前に静かに眠っているように横になっている上の子を前にして、家内と二人で涙した次第です。

離れて住んでいる子供達へ連絡し、そこでまた号泣でした。

翌日、長女が仕事を終えてやってきて、夜半過ぎに長男が駆けつけて。

翌々日、いつも遊んでいた庭に咲いている花を家族4人で一杯に飾って、上の子を送り出しました。
その間、下の子は、理解しているのか、どうか、時折、上の子を起こすかのように、自分の鼻でしきりに押している様子が、何とも言えませんでした。

いまは、ただ、ありがとう、ゆっくり休んでね、という気持ちでいっぱいです。
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ちびそら

最近、他への訪問もほとんどせずだったので、今頃読みました^^;
悲しいですね・・もう、少しは落ち着いた頃でしょうか?
思い出いっぱいでしょうね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
by ちびそら (2020-09-24 00:18) 

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