ある日の出来事

管理人は、最近、楠木新さんの著書を読み初めました。
そのなかで、”人との出会いは、自分を見つめ直すきっかけ”のフレーズがあり、なるほど、と感じていた、矢先でした。

先日、私用で、出向いた先で、かつての上司にお会いすることができました。土地柄、兼業農家としてサラリーマンの二足わらじ（いい意味で）をバックグラウンドに持つ上司でした。

”どーですか、最近”

”だいぶ白髪が目立つな”

と、声をかけていただき、以前と変わらず、元気な姿を拝見することができました。
ご自身は、自宅の土地（農地）を解放して、農園モドキをやるんだ、その準備で忙しい、ともうしておりました。
で、そんな会話の中で、なかなか計画通りにことが進まない（といっても、あまり困ったようすではなく、むしろ、楽しんでいるように見えた次第）とボヤキながらも、

”思った通りにならないけど、やった通りにはなるんだよね”

と、語ってくれました。

私自身、”はっ”としました。
そういう考え方もあるのかなあ、と。

そこで、やった通りになる、ということは、どれだけのリソース、資本を投下したか、あるいは、どれだけ真剣に取り組んだか、にかかっているのか、と思わざるを得ませんでした。

そんなことを考えさせる一言を放つ、かつての上司は、大きな存在でしたし、いまでも、越えることは到底難しいな、と思う次第。
人生経験が豊富、というのは、こういうことを言うのだな、と改めて、感じた次第でした。

そして、人との出会いは、気付きのきっかけ、を生々しく体感できた、一日でした。